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【03.01.25】山口衆院議員の国会質問に共感 長時間労働問題でトヨタ労働者語る 在職死、自殺相次ぐ職場 年間労働1800時間は切実

2003年1月25日 「しんぶん赤旗」

 豊田労働基準監督署の長時間労働の実態調査などをもとに日本共産党の山口富男氏が、二十三日行った小泉首相への質問を国会中継を仕事帰りにカーラジオで聞いた、トヨタの高岡工場で働く矢ケ代亘さん(55)は次のように話しました。

 昨年の二月には堤工場で三十一歳の人が死んだ。月に百時間以上も残業をしていた。自分の働く高岡工場でも昨年一年で四人が自殺。うち二人は組長。一人は行方不明。一人は自動車に排ガスを引き込んで死んだ。

 四カ月契約の期間従業員まで十一階の宿舎から飛び降り自殺した。北海道からきていた人はふろ場で死んでいた。トヨタでは正社員を減らしながら不安定な期間従業員を増やしている。

 山口議員は指摘したように、財界トップ企業のトヨタが年間千八百時間を実現する社会的責任がある。低賃金構造が長時間労働を生んでいる。一兆円も経常利益をあげるトヨタで残業や夜勤をやらなければまともな賃金がもらえないというのが異常だ。残業などしなくても生活できる賃金の実現をすべきだ。

 トヨタが千八百時間をやれば影響は大きい。雇用の拡大、景気回復につながることは確実だ。

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