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【02.12.29】名古屋駅前・厳寒のホームレス 党市議団が訪問、要望聞く

2002年12月29日 「しんぶん赤旗」

<写真>要望を聞く(右から)黒田二郎、うめはら紀美子、二井いわおの各市議=27日午後9時過ぎ、名古屋駅前

 日本共産党名古屋市議団(村瀬たつじ団長)は二十七日夜、ホームレスの人たちを訪ね要望を聞きました。午後十時、名古屋駅前の路上で寝場所を探している男性(70)は「景気が悪く毎日は仕事がない。特に年末年始は全く仕事がない」 。

 名古屋駅前路上の男性(66)は「食事はボランテアの炊き出しだけが頼り。役所に生活保護など相談したが住所不定で門前払い」。オーバーコート三枚を持ち、これで寒さをしのぐといいます。

 名古屋駅構内の温風の出る通風口前では五人の男性がすわり込んでいました。「構内は暖かいが終電後には駅から追い出され、寝場所を探さねばならない」と男性(63)。

 黒田二郎市議は「市の調査だけでも市内にホームレスは千七百人。無駄な大型公共事業を少し削ればホームレスの人たちへの支援は十分にできる」と話します。


党県議団も抜本的強化申し入れ

 日本共産党愛知県議団(きしの知子団長)は、二十七日、神田真秋知事にホームレス対策の抜本的強化を求める申し入れをおこないました。

 申し入れはホームレスの人たちへ年末年始の援助、越冬対策を求めたもの。▽巡回相談、健康診断をおこない、必要な医療と食事の保障、生活保護の弾力的適用▽越冬対策としての住居の確保▽県独自の就労事業の実施▽ホームレスが増加している自治体への県の支援――を求めました。


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