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【02.11.09】県立高校に障害児学級ぜひ 母親ら県教委に要望

2002年11月9日 「しんぶん赤旗」

<写真>県教委に要望する岡田代表(中央)ら=8日、愛知県庁

 名古屋市の「高校に障害児学級をつくる会」は八日、障害児学級の設置を愛知県教育委員会に要望し、同教育長あてに「中学校の障害児学級卒業生がその障害にあった教育を受けられるよう県立高等学校に軽度知的障害児が入学できるコース・学級を早急に設置すること」を求め要望書も提出しました。

 同会は、十月、二年前に名古屋市北区で活動していた「大曽根中学校に障害児学級を作る会」を子どもの進級により改変したものです。

 この日、作る会は県教育委員会の担当者と懇談。障害児学級に通う中学二年の息子・希(のぞみ)君(14)の母親でもある岡田祝子(のりこ)代表は、「中学校では障害児と健常児が交流してきました。高校にも同じ環境を作りたい。学校の選択肢を増やしてほしい」と述べ、鹿児島県の私立鹿児島城西高校にある軽度知的障害児を受け入れる「共生コース」の例を説明。また、県内の養護学校がマンモス化していることや生徒が遠方からの通学を強いられている現状も指摘し、養護学級・コースの必要性を訴えました。

 県教育委員会高等学校教育課の担当者は、障害児学級・コース設置について「検討する」などと応えました。

 同日、作る会は名古屋市教育委員会へも要望しました。


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