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【02.10.05】県議会定数1減案共産党が反対 各会派は賛成

2002年10月5日 「しんぶん赤旗」

 愛知県議会の定数等調査特別委員会が九月三十日開かれ、県議会定数是正で、特例区の北設楽郡区と南設楽郡区を合区して定数一にし、総定数を百七から百六に減員するだけの正副委員長による「あっせん案」に、日本共産党を除く各会派が賛成を表明しました。「あっせん案」では一票の格差が一対二・八八倍で、人口の少ない選挙区が人口の多い選挙区より定数が多い逆転現象もこれまで同様に十五通り残したものです。

 日本共産党の林信敏議員は同委員会で、南・北設楽郡区の特例区廃止・合区については県議会の積年の懸案を解決したものとして評価しつつ、「あっせん案」に反対する理由として、県人口が増加しているのに総定数削減が先にあり、逆転現象解消に手をつけず、抜本改正にほど遠く、多様な民意の反映を弱めると指摘しました。同党県議団は逆転現象をすべて解消し、一票の格差をさらに縮小した総定数百十、六増三減を提案していました。

 定数条例改正は「あっせん案」にもとづき、日本共産党を除く会派が共同提案し、十日の本会議で可決される見通しです。

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