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【02.07.30】藤前干潟鳥獣保護特区指定 市民参加で保全さらに 党名古屋市議団が談話

2002年8月1日 「しんぶん赤旗」

 日本共産党名古屋市議団(村瀬たつじ団長、10人)は7七月30日、市が藤前干潟の国設鳥獣保護区特別地区指定に賛成を表明したことについて、次の談話を発表しました。


 わが党は、貴重な鳥のオアシス「藤前干潟」を、市の計画によってゴミで埋め立てることに反対し、全面保全を一貫して求めてきた。

 とりわけ、ゴミの分別・リサイクル化を徹底しておこなうことによってゴミ埋め立て量を大幅に減量させ、藤前干潟をゴミ埋め立てに利用しなくてもよいようにすることを政策的にも明らかにしてきた。市民運動も広がり、「藤前干潟を守れ」は市民の声となって、ついに国、市を動かして埋め立てを断念させた。

 この経過に立てば藤前干潟を国設鳥獣保護区特別地区に指定することは重要であり、市長が、環境省の正式意見照会に「賛成」回答することは、当然のことである。

 名古屋市のゴミ行政は、減量・リサイクルが先進的と評価されている。市民の藤前干潟保全への熱意が、市民のごみ減量への努力の大きな契機となった。国がラムサール条約登録に当たって必要な費用等を負担するのは当然であり、干潟保全と治水事業が両立することも明らかとなった。

 国及び市長が、ラムサール条約登録後は、藤前干潟にふさわしい施設整備をおこない、市民参加による保全にいっそう努めることを期待したい。

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