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【02.07.19】モナザイト搬入問題 瀬戸市民が学習会

2002年7月22日 「しんぶん赤旗」

 文部科学省が、昨年7月から同省内に保管していたトリウムなど放射性物質を含んだ鉱石モナザイト約13トンを売却し、愛知県瀬戸市の「山口耐火工業」に、地元住民に事前の連絡もなく搬送していた問題で19日、「モナザイト学習会」が同市で開かれました。(写真)

 市民有志が立ち上げた「モナザイトを知る会」(水野準治代表)が開いたもので、約50人が参加。日本共産党の堀一県議もかけつけました。

 講師をつとめた名古屋大学の沢田昭二名誉教授(物理学)は、「モナザイトを加工して、発生する粉末を山口耐火工業の作業員が吸いこむ危険が心配」などと指摘しました。

 参加者らは、人体への影響、放射能の測定方法、今後の対処方法について情報を交換し、工場からの放射性物質の飛散を防止する対策や市民への説明を求め、愛知県や瀬戸市へ働きかけていくことを話し合いました。


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