HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >

【04.12.12】フジチク食肉偽装事件で報告会 名古屋 
疑惑見過ごした県、名古屋市 
共産党の役割鮮明に 政官業の癒着打破に全力

12月12日「しんぶん赤旗」

食肉偽装事件の報告をする(左から)佐々木衆院議員、林前県議、村瀬名古屋市議団長=10日、名古屋市 日本共産党愛知県委員会は10日、BSE(牛海綿状脳症)対策をめぐる食肉大手「フジチク」グループによる食肉偽装事件の緊急報告会を名古屋市熱田区の労働会館で開きました。100人を超える人が参加。市民運動家の姿も目立ち関心の高さを示しました。

 事件で浮き彫りにされている政官業癒着と、それらの解明に全力をあげている日本共産党の広く知ってもらおうと開いたもの。

 発言に立った日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は、鈴木宗男前衆院議員が農水族としてハンナンから巨額の献金を受け取るなど、「解同」グループと結びついていたことを示し、「農水省の政策の仕組みにかかわる利権構造がつくられた。鈴木氏は政官業癒着の中心的役割を果たした」と述べました。

 林信敏前県議、村瀬たつじ名古屋市議は、食肉偽装の道具に使われている愛同食や名食(名古屋食肉市場)に県、市はそれぞれ指導できる立場にありながら、疑惑が取りざたされても何の対応もしてこなかったと述べ、その対応を厳しく批判しました。

 この問題の追跡を続ける「しんぶん赤旗」日曜版編集部の三浦誠記者は「フジチクを黒幕とは思っていない。政官業癒着のブローカーの大手のようなものだと思う。政治家こそが癒着を断ち切ることが求められている」と指摘しました。

 長谷川一裕弁護士、加藤光則清洲町議も報告しました。

 

▲ このページの先頭にもどる