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【03.08.30】サービス残業・長時間労働根絶ぜひ 八田ひろ子参院議員ら刈谷労基署と懇談

8月30日「しんぶん赤旗」

労基署側から説明を聞く(左から)八田参院議員、高林衆院13区候補、山本シモ子、野村武文両市議=28日、刈谷市 サービス(ただ働き)残業、長時間労働をなくすための活動を強めている日本共産党の八田ひろ子参院議員は28日、愛知県刈谷市の刈谷労働基準監督署を訪ね、原田次夫所長らと懇談しました。高林誠党西三地区労働運動部長(衆院愛知13区候補)、党刈谷市議団も同席しました。

 同署管内の刈谷、碧南、安城、高浜、知立の五市はデンソー、アイシン精機、豊田自動織機などトヨタ系大企業と関連下請け企業がひしめく地域。サービス残業、長時間労働問題は、労働者のたたかい、日本共産党の各職場支部や党国会議員団などの奮闘で、未払い賃金が各社で支払われるなど、ここ数年で大きな変化を作り出しています。しかし告発の訴えは後を断たず、いぜん、はびこっているのが実態です。

 八田議員は、労働者を使い捨てにするサービス残業、長時間労働は、結局、企業も国の産業の将来もだめにすると指摘。サービス残業是正などに実績をあげている同署の奮闘を激励しました。サービス残業のおおもとには「三六協定」で容認される長時間労働があり、これを規制する法改正が必要だと述べました。
 署側は、労働相談が毎月300件ほどあり、サービス残業など賃金不払いの訴えは年間90件ほどあると説明。2002年度から2003年度上半期に、10社で7億9000万円の未払い賃金が支払われたことも明らかにしました。しかし「監督官は6人で、要望がくるのはありがたいが応えられない」と、悩みも出されました。

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